絶対可憐!お嬢様っ Win8対応版

russ_01853pl (1)

russ_01853pl (2)

…そこは東京の裏通りにある、家賃43000円のボロアパート。
ひとりの男が陰鬱な表情で荷物をまとめていた。主人公「賢次朗」だ。

これから賢次朗は、教育実習のために遠い遠い赴任先へと旅立つのだ。本人の意志とは関係なしに。

それというのも、賢次朗は大学生活をエンジョイしまくった結果、勉強らしい勉強もせずに落第寸前。
就職先なんてまったく見つからない有様だった。
みかねた母親が、自分の妹が務める学園へ教育実習に行かせる事を勝手に決めた。

しかしこの賢次朗、分類すれば「ダメな方のオタク」。
社交性0、協調性は低い、根性ナシ(オタク方面は別)、女の子と付き合ったこと……皆無。
そんなわけで、先生になることに不安いっぱい。出発前から挫けかけてしまっていた。
母親も良く分かったもので、そんな賢次朗に釘を刺すため、絶妙のタイミングで電話を掛けてきていたのであった。

一悶着ありつつも、赴任先へと出発する賢次朗。

電車に揺られつつ、気分は市場に売られていく仔牛。

そうして辿り着いた学園は、なんと全寮制の女子校。
さらに学園の理事長は、叔母さんだった!
告げられていく衝撃の事実に、どんどん先行き不安に陥っていく賢次朗。

そんな賢次朗の前に、一寸の光明が差し込む。
それは学園の案内役として呼ばれた少女。
彼女は、賢次朗のイトコにして幼なじみの「七星(ななせ)」。
理事長である八重の娘だった。
昔は「お兄ちゃん」と慕ってくれていただけに、賢次朗にとってはまさに救いの女神に思えた。

――が、2人きりになった途端七星は豹変。

「アンタ、まだオタクとかやってんの? キモチ悪いから学園ではあまり話しかけないでよね」

と、希望を打ち砕く一言を叩きつけられてしまう。

絶望する賢次朗。その時、ふとどこかで聞いたようなメロディが聞こえてくる。
それは、賢次朗がハマりにハマったファ○コンの超難易度アクションゲームのBGM。
オタの性としていてもたってもいられなくなり、教室に忍び込む賢次朗。

そこで見たのは、凄まじいテクニックでステージをクリアしていく少女。
思わず「すげー!?」と叫んでしまった途端、少女がミスをしてしまう。
その少女こそ、たった一人の部「漫研」の部長「飛鳥(あすか)」だった。

こうして、女の園での濃厚オタク生活が始まる――

DMM.com で購入する