奴隷として生きる主人公・ニルの前に、悪魔が現れた。
「お前は忌み子として捨てられた王家の血筋なのだ」
と悪魔は言い、
「我の持つ『人間を意のままに操る力』で復讐したらどうだ」
と持ち掛けてきた。

そして悪魔との契約で力を手に入れたニルは、双子の兄を屠り、皇太子に成り代わる。
さらに憎しみは、母である女王や、妹である王女へと向けられるのであった。
人ならざる力を手にした男の、辿り着く結末は─。

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