夏の色のノスタルジア

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■ストーリー
昏睡から覚めると、主人公・折口諒人は、世界が色づいて見えた。

居候していた伯母の家の都合で、諒人と妹の美羽は3年ぶりに生まれ故郷の「灰土町」に戻ってきた。
そして5月という半端な時期に、「ひまわり学園」へと転入することになる。

「わぁ──なにこれ」

季節は5月。
まだ早いにも関わらず、学園の通称の元になったひまわり畑には、
大輪のひまわりが咲き乱れていた。

「ねぇ──知ってる?」

「季節はずれのひまわりは、生徒たちに幸運をもたらすんだって」

だが教室は望外の幸運に沸き立つでもなく、静かなものだった。
諒人は、彼らにどんな色も認めることができなかった。

かつて仲良しだった女の子たちとの、3年ぶりの再会。
人里離れた学園を舞台に、友人たちとの穏やかな時間が流れていく。
こんな生活がいつまでも続くものと、誰もが思っていた。
そう……永遠に。

3年前の夏、仲良しのグループはバラバラに砕けてしまった。
その砕けたカケラの一つ一つを拾い集めたとき──
壊れた少女たちが胸に抱く闇、そして愛に、諒人は触れることになる。

■登場キャラクター
●折口 諒人
本作の主人公。
幼い頃、ある事件で両親を失っている。
その事件のせいで諒人も負傷し、それをきっかけに不思議な能力が発現してしまった。
それは、人の感情が“色”で見えるというもの。
喜びはコハク。悲しみはサファイア。怒りはルビー。そして好意はエメラルド。
諒人には、まるで宝石のような輝きの色で、人の感情が視えてしまうのだった。
それさえ除けばごく普通の好青年。
双子の妹がいる。

●真鶴 みさき (CV:北板利亜)
学年:2年生
身長:158cm
Size:86/59/85

“グループ”の一員。
幼い頃は仲が良かったのだが、最近は疎遠になっていた。
主人公たちが3年ぶりに故郷に戻ってきたことで、再会することになる。
凜とした美貌が人目を惹くが、目つきが悪いせいか男子に話しかけられることもあまりないらしい。
視力が悪くつい目を細める癖があり、性格がキツイわけではない。
メガネもコンタクトも好きではないらしく、いまだに裸眼で頑張っている。
部活で剣道を続けていて、結構な腕前。
正義感が強い。

●真乗寺 文音 (CV:南里一花)
学年:3年生
身長:160cm
Size:88/61/90

“グループ”の一員。
一つ年上でおっとり屋さん。
良く言えばおおらかだが、少し抜けたところもある。
優しい性格のために、グループ内では本当のお姉さんのように慕われていた。
主人公とは家が近く、グループとしてまとまる以前から幼馴染みとして仲が良かった。
主人公にとって、「年上の綺麗なお姉さん」という憧れを抱いていた人。
祥子の家で、何故かメイドさんとして働いている。
お金のためということでもないようだが、詳細は不明だった。
スタイルがいい上にメイドの衣装が少々きわどいため、
主人公としては少し目のやり場に困ってしまうのだった。

●折口 美羽 (CV:春日アン)
学年:2年生
身長:156cm
Size:84/57/85

主人公の双子の妹。
歳は同じということで、普段は名前で呼んでくるが、甘えたいときなどは“お兄ちゃん”と呼びかけてくる。
そして、生活能力がないために、普段から兄には甘えっぱなしだった。
関係が近すぎるせいか、主人公に対しては良くも悪くも開けっぴろげになる。
今ではたった二人の身内ということもあり、兄を何よりも大切にしている。
「いつまでも二人っきりでいられれば良いのに……」そんな、兄妹を越えたような想いを抱いている。
ルックスは抜群なのでよくもてるが、男子には全く興味がないようだった。

●摩庭 祥子 (CV:八尋まみ)
学年:2年生
身長:152cm
Size:81/55/80

“グループ”の一員。
掴み所のない性格で、そのせいか、幼い頃は周囲からよくいじめを受けていた。
だがそれものれんに腕押しといった態度で、あまり苦にする様子は見せなかったのだった。
作り物めいた美少女で、黙っていると本当に人形のようにも見える。(そして実際、黙っていることも多い)
ウサギが好きで、よくウサギのぬいぐるみを抱えている。
学園でも飼育部に所属している。
病気で伏せっている母親を、何よりも大切に思っている。

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