ネコのお姉ちゃんが教えてくれたコト

母を早くに亡くした清二郎は父と一匹の猫「ルナ」と暮らしていた。
父は不在がちで、清二郎の寂しさを紛らわしてくれるのはルナだけ。

しかしある日、彼の愛するルナは事故で亡くなってしまう。
雨の夜、清二郎は猫の亡骸を山奥の墓地に埋葬した。
そこは「大切な人と再会するための準備」をする場としての言い伝えが残る場所だった。

ひとりぼっちで、ふさぎ込んでしまった清二郎。
しかしある雨の夜、聞き慣れた鈴の音をまとった女の子が現れた。

「今日から私と一緒に暮らしましょう。君の事は何でも知っているよ。お姉さんが何でも言うことを聞いてあげるよ。」

清二郎は、どこか懐かしさを感じるその女性に、思わず抱きついていた…

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