神のラプソディ

ラウルバーシュ大陸の西方と中原の境目に広がるクヴァルナ大平原。
ここは神々の盟約により亜人間の領域として
数千年にも及ぶ平穏と文化を築いていた。

ある時、平原南東部を管理する神に近き者『示申の戒土(かみのかいど)』は
絶大なる力と知識を継承する者の育成を宣言し、
近隣一帯に対して聖地『終の御祠(ついのごし)』の門戸を開いた。
後継者候補にはこれまで立ち入ることの認められなかった
封鎖領域の探索や示申の戒土が持つ能力の継承などの特権が与えられ、
厳しい試練を乗り越えていくこととなる。

その呼びかけに種族や宗教の枠組みを超えた若者達が集結し、
若き人間族の研究者エルドも叡智と未知との遭遇を求めて故郷を後にした。
後継者はたった一人……。名誉、叡智、力、富、故郷の期待を胸に
熾烈な競争が始まろうとしている……。

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