海の女帝

潮が満ちてきたのか、水位が上がったのでさとしは目が覚めました。慌てて洞窟から出ようとしたのですが、外の様子が気になったので砂浜を見てみると、もう誰もいなくなっていました。
「あれは・・・本当のことだったのかなあ?・・・あのふたりのお姉さんは本当に化け物の奴隷になっちゃったのかなあ?・・・」
 そう思いながら洞窟の中を泳いで外に出ようとしたのですけど、海の中はいっぱい海藻があって泳ぎにくくなっていました。海藻は粘液がいっぱいあって、海水までもがねっとりぬるぬるとした感触になっています。なんとなく気持ち悪いのですが、さとしはふたりのお姉さんが紫色の触手でぬるぬるにされながら悶えていた様子を思い出してしまいました。みるみるうちにおち○ちんが大きくなってしまったのです。その時になって、水着を脱いでしまったことを思い出したのです。
「あ・・・海パン・・・縫いでオナニーしちゃって・・・あれ?・・・海パン・・・どこにいっちゃったんだろう?・・・」
 水着を探そうとあちこちを見回してもどこにもみあたりません。ぬるぬるとした海藻をかき分けて海の底のほうを探し始めると、海藻の間に沈んでい海パンを見つけることができました。さとしは海面に出て大きく息を吸うと、潜って取ろうとしました。底の方の海藻の間には紫色の触手をうねうねとさせたイソギンチャクがいっぱいいて、海パンにも触手が巻き付いています。さとしは急いで海パンを取ろうとしたのですが、イソギンチャクの触手が何本も巻き付いて、なかなか取れません。無理やり海パンを取ろうとしたとたんに、水の中にいるのにさとしには妖艶な女の人の声が聞こえたのです。
「ほほほほほほ・・・おいしそうな精液をいっぱいほとばしらせていたのはおまえでしょう?・・・さあ・・・もっといっぱい出させてあげましょう・・・ほほほほほ・・・さあ・・・わたくしの支配する素敵な海の底へ・・・おまえを招待してあげるわ・・・ほほほほほほほ・・・」
 それは妖淫花女王さまの妖艶な声でした。目の前の海藻が左右に分かれると、海底には妖艶な女の人、妖淫花女王さまが仰向けに横たわってさとしを見て微笑んでいたのです。長い髪が海藻のようにゆらゆらと揺れていて、周囲をすっかり取り囲んでしまっています。
「ひいいいいいいっ・・・化け物っ・・・化け物だあああああああああああっ・・・」
 さとしは慌てて海パンも取らずに逃げようとしましたが、周囲に揺らめくすべての海藻が紫色の触手に変わり始めたのです。ぬるぬるとしていた海水も、ねっとりとした感触に変わり始めてしまい、泳ぎにくくなってきます。それでも必死で浮かび上がろうとするさとしの肉体が、なんだかだんだん痺れたような感覚になり、うまく泳げなくなってきます。
「ああああああああああっ・・・だれかっ・・・だれかたすけてえええええええええええええっ・・・ひあああああああっ・・・しびれるうっ・・・ああああああああっ・・・もうだめえええええええっ・・・」
さとしの肉体はどんどん痺れてゆき、だんだん肉体が沈み始めてしまいました。もう泳ごうとしても肉体が思ったように動かなくなってしまったのです。
「ほほほほほ・・・痺れて気持ちがいいでしょう?・・・この海水は海肉壷の毒液・・・ほほほほ・・・わたくしの愛液と同じよ・・・その中に引き込まれるとぼうやは欲情が止まらなくなってしまうのよ・・・ほほほほほ・・・」

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