僕と彼女の淫らな宴

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「こんなの紗季が知ったら……どう思うだろう……」

――僕、葛城達也には、誰にも言えない秘密がある。

僕の秘密……それはNTR……いわゆる誰かに大切な人を寝取られという行為に対して、
物凄く興奮する性癖を持って いるということだった。

同じ大学に通う恋人の山戸紗季に、不満は無い。
仲が良すぎて喧嘩もないし、浮気だって考えたことはない。

可愛くて、それでいてちょっとエッチなところもあって……僕には出来すぎるくらいな紗季との日々は、まさに幸せそのもの。

だけど、そんな彼女を好きになればなるほど、誰にか犯されてしまう妄想がもたらす興奮は大きくなっていった。

誰かも分からない男たちによって、代わる代わる犯され、僕の名を叫びながら前も後ろも犯されてしまう恋人の姿を妄想し、
自らの手で性欲を吐き出す排他的な日々……。

自分の性癖が他の人に比べて歪んでいると理解しているからこそ、僕は必死にその欲望を胸の内に秘めておこうと思った。

――そう、あの日まで。

「それで……今日は、誰に、紗季ちゃんを犯させたの」

仲の良い先輩から言われたこの一言で、僕と彼女の、そして周囲を巻き込んだ淫らな宴の幕がゆっくりと上がり始めた ……。

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