アウラウネの餌2

アウラウネ(モウセンゴケ型)
出典:王国図書館

アウラウネ(Alraune)は人語を介し、人やエルフ、ときには魔物などを襲う植物の総称。
人の生命力を食べる性質ではあるが、一般的には空気中に漂う魔素などを栄養にして成長す
る。光合成能力を持つものも多いが、カビ類に属するアウラウネ等、一切光合成を行えない
種族も存在する。一般的な植物型のアウラウネは、植物ではあるが、つぼみなどの本体の一
部に女性の体の外見を持ち、人語を喋る。動物の生命エネルギーを栄養に変える術を持って
おり、非常に危険な為、多くはなぞに包まれている。魔障の濃い森に比較的広い分布域を持
つが、まれに、魔障が存在しない普通の森の奥に生息することもあり、エルフや人間が犠牲
になる事故が発生する。第2種危険魔族として指定されており、生息が確認されたら王国へ
の報告義務がある。

【分類】(モウセンゴケ型)
目:ナデシコ目
科:モウセンゴケ科
属:アルラウネ属

アウラウネにはさまざまな種類が存在するが、そのどの種別も危険度が高く、アウラウネに
捕まった人は自力で助かることはほぼ不可能である。外部から救出するしか助かる方法はな
いが、救出された人間はアウラウネの毒により、発情状態に狂わされ、また自らアウラウネ
に取り込まれようとする。アウラウネに3時間以上取り込まれた人間が社会復帰できる可能
性は5%未満といわれている。

つぼみ型アウラウネ、ツル型アウラウネ、球根型アウラウネ、カビ型アウラウネ、粘菌型ア
ウラウネその他様々な種類があり、そのほとんどが解明されていない。

【対策】

アウラウネの種類によって生息域が異なることもあり、沼地、高地、乾燥地域等、様々な生息
区域が確認されているが、最も多く観測されているのは、森の奥深く等である。
発見された場合は危険地区として公示され立ち入りを禁止される。住居地区に近い場所で観測
された場合は、生息場所を囲む半径100メートルの木材を火が燃え移らないように伐採し、その
後、森ごと焼却する等して処理する。

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以下、今回生息が確認されたモウセンゴケ型アウラウネについて

ねばねばの分泌液を出し、獲物を捕らえる。この種のアウラウネは、獲物を捕らえる分泌液
のほかに、精神を高揚させる麻薬のような分泌液や獲物を消化する分泌液など、様々な種類
の分泌液を使い分けている。
捕らえられた獲物は、アウラウネに密着した状態で、様々な分泌液によって精神を破壊され、
少しずつエネルギーを吸い取られる。最終的には肉も骨もすべて溶かされ、アウラウネに吸
収されてしまう。

人間の言葉をしゃべることはできるが、人間とコミュニケーションする気は一切ない。愛情
がありそうな言葉をかけてくるが、その言葉は、餌に対する感情でしか話しかけていない。
例えば、釣り人が釣った魚に話しかけるように、例えば、トマトの苗木においしいトマトが
熟すようにトマトに話しかけるように、完全に餌としておいしく頂くための価値観でしか会
話を行わない。そのため、全くコミュニケーションは成り立たない。

湿地帯に生息し、外見はエルフのような少女に見える。少女に近づいた獲物は粘着力の強い
ねばねばい捕らえられ、そのまま少女と密着する形で生命エネルギーを吸われる。
人間だけでなく、エルフや魔物等も獲物として捕らえる。

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