【KU100】田舎町で麦わら白ワンピメスガキに負けるお話

季節は夏真っ盛り。

日々の都会での生活に疲れ、久々の休暇に田舎町に旅行に行くことにした。
降り注ぐ日差し、咲き乱れるひまわり、うんざりするようなセミの声。
コンクリートジャングルを離れ、田舎ならではの夏の風物詩を満喫する。

これだ。このために旅行をしているのだ。
俺の休暇は完璧のはずだった。

宿泊先の『旅館あさば』にたどり着けずに途方に暮れてしまい、迎えに来たあのメスガキ……浅羽みくに出会うまでは。

「えっと、今日、旅館あさばにご予約のお客さん……ですよね?」

ひまわり畑をバックに、麦わら白ワンピのメスガキが俺に微笑む。
こんなメスガキに負けるわけにはいかない。
大人の矜持を示すのだ。

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