キミの身体は嘘をツク。

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主人公―小此木 優人(おこのぎ ゆうと)は、
進学校からドロップアウトしたもと優等生。
そんな彼は、世間体が悪いという理由で親に転校を命じられ、
元々暮らしていた、ごく平凡な学校へと転校することになる。

引っ越ししたその街で、彼はかつての幼なじみであり、
裏切ってしまった幼なじみと再会する。
どんな顔をしていいのか分からない優人に対して、
幼なじみである『平野 朋子』は、なんの屈託もない笑顔で久しぶりの再会を懐かしむ。
戸惑いを隠せない優人だったが、その後日彼は、さらなる困惑に陥ることになる。
偶然にも同じ学校、同じクラスメートになってしまった彼女に、
『わたしとエッチしたい?』と、
笑顔で意味の分からないことを告げられる。
取り乱し、そんなことは出来ないと答えた主人公に対して、
『変わってないね、優くんは』と懐かしむような声で言い、
それから『テストさせてもらったの』、とさらに訳の分からないことを告げた。
テストとは部活という名目でセックスをするという、秘密クラブ的なものへの、
勧誘テストだと言うのだ。

朋子も入る予定であるというその部活に、優人も入らないか、と。
後日、話だけでもという朋子に連れられて向かったのは、
文芸部と書かれた別棟の一室。
そこで待っていたのは、『北大路 絢香』という、謎めいた上級生だった。
どうして自分を選んだのかと問いかけた優人に対して彼女は、
『ドロップアウトした優等生クンとエッチするのって面白そうだなと思ったの』
と、想像を絶する言葉を紡ぐ。
今まで親の言いなりになって育った彼からしてみれば、
その申し出は意味の分からないもので、
当然ながら受け入れがたいものだったが、そんな優人に対して絢香は、耳元に口を寄せ、
『もしキミが入部しなかったら、朋子ちゃんが他の誰かとエッチすることになるよ?』
と彼の心を揺さぶるに十分な台詞を吐く。

その場では答えられず、部室を後にした優人だったが、
後日ある決意を胸に、再び部室を訪れることになるのだが―。

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